サッカー天皇杯決勝センサリールーム設置 (2021)
東京藝術大学<アート>× 日本サッカー協会<サッカー>
「障がいのある方々の困難な体験環境をアートで解決するセンサリールームプロジェクト」
2021年天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会決勝にて日比野学長ディレクションのもと、DOORプロジェクト(東京藝術大学履修証明プログラム)の受講生のアイデアをもとにセンサリールームで実現したい以下の目標を作成。
選べる、自由に動ける、さわれる、もぐれる・かくれられる、持ち込める、手軽に繋がることができる、自分なりにカスタマイズできる、誰でも情報がゲットできる、夢に近づける
これらの目標を実現できるように春から12月の決勝当日まで試行錯誤しながら完成!
センサリールームのうちの1部屋(センサリールーム1)を橋本研究室が担当し研究室で制作した什器を設置しました 。六角形と五角形の什器を組み合わせて一部は自由に動かせるようにして10の目標の要素を盛り込んだ空間づくりを目指して作り上げました。
全体の手書きのサインは日比野さんがすべて描き、受講生が着彩しました。
「センサリールーム2」と「おちつくおへや」はインストラーである玉置真さんとアーティストの菊池良太がそれぞれ担当され、楽しい空間を演出されました。「センサリルーム2」にあるフェルトでできた生き物のようなオブジェは頭からかぶって落ち着いてもらうものでアーティストの青木春菜さんが制作。「おちつくおへや」のグランウド用なクッションも青木さんの制作です。子供達は試合の合間に楽しく遊んだり、くつろいだりして充実の時間を過ごせていただけたのではないかと思います。(子供達が最初に部屋に入って最初に高いタワー状の部分を登ったのには予想はしていましたが嬉しい気持ちになりました)
試合も劇的な展開で大いに盛り上がりました。
最後にお礼状とお菓子を本人からいただき涙が出ました。